今週の気まぐれ本

ブック名

奇跡の脳その２

著者

ジル・ボルト・ティラー

発行元

春秋社

価格

１７００円（図書）＋税

チャプタ

�@脳卒中になる前の人生
�A脳卒中の朝
�B助けを求めて
�C静寂への回帰
�D骨まで晒して
�E神経科の集中治療室
�F二日目　あの朝の後で
�GGGが町にやってくる
�H治療と手術の準備
�Iいよいよ手術へ
�J最も必要だったこと
�K回復への道しるべ
�L脳卒中になって、ひらめいたこと
�Mわたしの右脳と左脳
�N自分で手綱を握る
�O細胞とさまざまな拡がりをもった回路
�P深い心の安らぎを見つける
�Q心の庭をたがやす 　

キーワード

匂い、知覚できない、涅槃の体験、左脳の声、気づく力、睡眠時間、考えの偏り、論争と感情移入、楽しいこと、やりたいこと、油断、感謝

本の帯（またはカバー裏など）

どんな脳にもそれぞれの物語があります

かってに感想（気になるフレーズ）

この本は、ある本に紹介されていた。
それに翻訳本なので、読みやすいかどうかは、訳者次第なのだ。
訳者を見たら、好きな著者「竹内薫」だったので、早速予約をした。

「これまでは何でもなかった匂いがとてもきつく感じられ、…息をするのも辛くなります」
「温度も振動も苦痛も、あるいはどこに手があって足があるのかすら知覚できなくなります」
「涅槃の体験は右脳の意識の中に存在し、どんな瞬間でも、脳のその部分の回路に『つなぐ』 ことができるはずなのです」

「頭の中でほんの一歩踏み出せば、そこには心の平和がある。そこに近づくためには、いつも 人を支配している左脳の声を黙らせるだけでいい」
「脳の手術からの回復は、心を建て直してからだの『気づく力』を回復する作業が大変でした」
「脳卒中から七年目、必要とする睡眠時間が１１時間から９時間半に短縮されました」

「右脳と左脳・・・ほとんどの人は、どちらか一方に考え方が偏り、常に分析し、批判的になり、 柔軟さに欠けるパターンを示すか、・・・ほとんどの時間を『うわのそら』で過ごしています」
「あなたの怒りを反映して論争（左脳）を始めるか、あるいは感情移入をして、同情的な気持ち （右脳）で対応するかのどちらかを選びます」
「自分の心を変えたくてたまらないとき、わたしは�@魅惑的で、もっと深く考えを巡らせたいことを思い出す。 �Aものすごく楽しいことを考える。�B何かやりたいことを考える」

「からだが疲れていたり、精神的に参った状態にあるとき、つまり、油断をしているときを狙って、 否定的な思考回路が人を傷つけようと頭をもたげることに気づきました」
「謙虚な気持ちで、平和に恵まれた状態に帰るために、わたしが発見したもっとも簡単な方法は、 感謝するkと。感謝する気持ちを抱くだけで、人生はすばらしいものになるのです」