今週の気まぐれ本

 

ブック名

空海に学ぶ人生でもっとも大切にしたい42のこと<その1>

著者

池口恵観

発行元

中央公論新社

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@「失敗」から学ぶべきこと
A「逆境」から学ぶべきこと
B「苦しみ・悲しみ」から学ぶべきこと
C「世の中」から学ぶべきこと

 

キーワード

人生経験、ウィークポイント、一歩下がる、ホコリ、中心・基準、相応のペース、積み重ね、競うものではない

 

本の帯(またはカバー裏など)

無理して頑張っている人に贈りたい珠玉の言葉

かってに感想(気になるフレーズ)


空海の本を最近ずっと読んでいる。
この著者の解説は非常にわかりやすいし、いいフレーズが多い。
「すぐ動け」の空海には著書が多く解釈するのが面白いのではないだろうか。
ブッダにしてもキリストにしても親鸞にしても自著はなかったり、ほとんどないのとは違うのだ。

「私たちは生まれたときは何も持っていない。しかし、死ぬときは人生経験を持って逝く」
「1つ辛い経験をしたら、一つ自分のウィークポイントを知ることができた」
「人間関係で失敗したならば、一旦は自分を抑え、一歩下がる気持ちで相手を冷静に見つめてみる」

「近すぎて見えないものが、一歩下がると見えるのです」
「ホコリの積もった自分の心を認識するからこそ、心を磨く意識が芽生えるというものです」
「『中心をとることが大事』中心とは『一番大事にすべきもの』『ものごとの基準となるもの』」

「元来、物事には、相応のペース、スピードというものがあって、その定めを超えて急いでも、望むような結果は得られないのです」
「一番大事なのは、自分のペースで、今やるべきことを一つひとつ積み重ねること」
「本来、道というのは、自分一人で歩くものであって、誰かと競い合うものではありません」