今週の気まぐれ本

 

ブック名

わが人生の三原則

著者

山折哲雄

発行元

中央公論新社

価格

1400円(図書)+税

チャプタ


@断食往生幻想
A老いと死への構えを語る

 

キーワード

自然死・餓死、飢餓・炭酸ガス貯留、断食往生、比較しない、老人の表情、神・鬼

 

本の帯(またはカバー裏など)

三無主義、一握り散骨のすすめ

かってに感想(気になるフレーズ)


著者のエッセイは結構読んだ。
宗教に詳しく自分を若い時から律して生きてきたのではと勝手に思っていた。
どうも違うようだ、かなりの酒好きで失敗も多くされ、体を痛めてきたようである。
酒飲みというだけで、つい身近に感じてしまうのはなぜだろうか。

「『自然死』とは要するに『餓死』のこと」
「『飢餓』脳内にモルヒネ様物質が分泌される。『炭酸ガス貯留』麻酔作用あり」
「『断食往生』具体的工程・・・1.五穀断ち七日間、十穀断七日間、木食七日間、水断ち七日間」

「人について比較しない、だますよりだまされる人になる、群れから離れる」
「食べすぎない、飲みすぎない、人に会いすぎない」
「面白いことに、古い時代の神像の表情は、その多くが老人の表情をしている」

「如来や菩薩などの仏像の方はほとんど青年や壮年の姿で表現されれている」
「神の像といえば、それが同時に、鬼の像と切っても切れない関係にある」
「鬼が昔から、神の領域とも仏の領域とも密接な関係を保ってきたという歴史も忘れてはならない」