今週の気まぐれ本

 

ブック名

空海入門その3

著者

ひろさちや

発行元

祥伝社

価格

680円(図書)+税

チャプタ


@大学を去った空海
A彷徨する空海
B海を渡る空海
C超然たる空海
D帰ってきた空海
E傍若無人の空海
F山に眠った空海
 

キーワード

超人、塩酒、山を去れ、結縁灌頂、創造、身密・口密・意密、総合教育、眠る

 

本の帯(またはカバー裏など)

コンピュータ時代に最適の本

かってに感想(気になるフレーズ)


「ブラタモリ」という番組で、高野山金剛峰寺が紹介されていた。
空海がなぜこの地を選んだのか。
地形的に解説されとても面白かった。
そこで、傑物「空海」、謎多き空海、密教伝来に貢献した空海、をもう一度本を読んで知りたくなったのだ。

「空海は、『超越者』釈尊が教示した仏教の峻険な道を、最初に踏破した『超人』である」
「空海は、『塩酒(塩をつまみにして飲む酒)一杯を許す』と言っている」
「最澄は厳しい。『酒を飲むものは山を去れ!』と彼は妥協を排する」

「結縁灌頂は、密教への入門儀式である」
「天才の任務は、芸術的か宗教的かの『創造』にあって、教育ではない」
「大事なことは身口意のすべてにわたって、仏陀になりきることである」

「身密・・・道元(坐禅)、口密・・・法然と日蓮(念仏)、意密・・・親鸞(信心・こころ)」
「綜芸種智院・・・陰陽道、法律、医学音楽など、完全給費制」
「生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わり冥し(秘蔵宝やく)」