今週の気まぐれ本

 

ブック名

MOKU2016年4月号

著者

岸見一郎

発行元

MOKU出版

価格

1851円(図書)+税

チャプタ


①鳥は「空気抵抗」で飛翔する
②戦争から「他者は仲間」と見いだした
③宇宙も無生物も過去も未来も「共同体」
④責任とは「応答する能力」
⑤発想する飛躍と地に着いた考えは矛盾しない
  

キーワード

目的論、並列的な捉え方ではなく、苦から、積み上げだけではなく、自分で、量子的飛躍、手に入れることではなく、優れたものに価値をおくのではなく、何もない自分、成熟したライフスタイル

 

本の帯(またはカバー裏など)

あなたは未来に何を語り残しますか?

かってに感想(気になるフレーズ)


哲学的な考え方がなかなか通用しない時代である。
この時代に自分で考え、人に左右されない生き方。
匿名で意見を交わすネットの時代には難しい話だ。

「人生は『目的論』で生きるものだ」
「人生には苦もあれば楽もあるという並列的な捉え方ではなく」
「生きることは苦であるというところから始めていく」

「過去のデータの積み上げだけで考えていくと飛躍は生まれません」
「アドラーの発想を『量子的飛躍』と形容している人もいて『なるほど』と思います」
「アドラーは『人生の意味は自分で決めるのだ』と言っています」

「何かを達成する、何かを手に入れる、そういうことに価値を持たなかった人は老いていくことがそんなに苦痛ではありません」
「財産や学歴や肩書といったほかの人との違いにばかり目を向けて、ほかの人より優れていることに価値を見いだそうとすると、 何もない自分のままでいいとは思えなくて、苦しさが増していきますね」
「大人が成熟したライフスタイルのモデルになることが肝要です」