今週の気まぐれ本

 

ブック名

生き方の演習

著者

塩野七生

発行元

朝日出版社

価格

1100円(図書)+税

チャプタ


@教養を身につけると、いろいろな見方ができる
A多くの人間は、見たいと欲する現実しか見ていない
B母と読書と好奇心

ほか
  

キーワード

見たいと欲する現実、ルネッサンス時代の教養、好奇心、他者、自分がいる世界の外、曇らない目、考える、訓練、面白い

 

本の帯(またはカバー裏など)

十年以上前に話したことが今でも通用する・・・

かってに感想(気になるフレーズ)


「歴史エッセイ」という分野を貫き通す著者。
一時期日本のメディアに注目され、よくテレビに登場していた。
でも、飽きやすい日本のメディアに関係なく、著者の考え方は実に面白い。

「誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」(ユリウス・カエサル)
「ルネサンス時代の教養が、私は教養というものの原点」
「他の人たちの専門分野にも好奇心を働かせる」

「好奇心を働かせることで他者から受けた刺激をもとにして何か新しいものを創造するという現象は、文明の発祥にしばしばつながります」
「いろいろな方が読んでくださっていますが、ただひとつ共通点は、自分がいる世界の外に少しでも好奇心のある人」
「哲学が求める重要なことは・・・ひとつは曇らない目で観察する。二つ目は考える」

「自分の頭の中でアンテナ(好奇心)は決して錆びさせない」
「筋肉や頭脳と同じで好奇心も訓練しなければ衰えます」
「あら面白いはねって思うだけでいいんです」