今週の気まぐれ本

 

ブック名

エスカレーター人間

著者

外山滋比古

発行元

芸術新聞社

価格

1300円(図書)+税

チャプタ


@知識と思考
A自力と他力
B聴く力
C新思考の道
ほか
  

キーワード

思考、自由思考、メタ思考、散歩、他人依存症、話し聴く、生活、頭を働かせる、禅、座禅、生活第一

 

本の帯(またはカバー裏など)

新思考の道・・・・

かってに感想(気になるフレーズ)


「人間は考える葦」と言ったパスカル、でも現代人は考えているのだろうか。
確かに知識を得るための情報は氾濫している。
知識と知恵とか思考は違うのだ。

「思考の道には停年がないらしく、いつまでたっても、思考は新鮮味を失わない」
「知識というものに頭を使った人なら、いくら自覚がなくても、無意識に思考はしている」
「自由思考には、たとえば、禅における座禅のようなものもある」

「ひとりで自由思考するのにもっともいいのは、散歩であろう」
「他人依存症は現代社会病理である」
「話し、聴くことによって、人間の知的能力は大きく伸長する」

「人間には生活があるが、機械には生活ができない」
「もっとも大切なのは、頭をはたらかせ、頭をみがきながら日々を送るのが、生活である」
「生活第一、思考第二、そして知識第三というのが望ましい順序であるように思われる」

「自由思考はいかなる拘束も受けない。無から有を生ずる思考である」
「メタ思考は、心ゆたかな生活の中から生まれるとすれば、コンピューターを寄せつけることはあり得ないだろう」