今週の気まぐれ本

 

ブック名

方丈記・徒然草に学ぶ人間学

著者

境野勝悟

発行元

致知出版社

価格

1800円(図書)+税

チャプタ


@方丈記「ゆく河の流れは・・・」
A方丈記「憂へなきを 楽しみとす」
B徒然草「つれづれなるままに・・・」
C徒然草「願はしかるべきこと・・・」
D徒然草「ともがらに争ふべからず」
  

キーワード

人がいい?という生活、今日一日、今を楽しむ、心を渋滞させない、目的なし、怒りは強欲から、こだわらない、無常・常住の使い分け、安心、笑い

 

本の帯(またはカバー裏など)

ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず

かってに感想(気になるフレーズ)


老いると宗教が気になる。
死に対する心構えのようなものを知りたくなる。
できれば、死に向けての一日一日の生き方も気になっている。

「人がいいといっている生活をし始めているうちに、人間はだんだん孤独になるということです」
「いつ散ってしまうかわからないと思うから、今日一日、今の一瞬が生きてくる」
「どうにもならない未来のことを心配せずに、今、ここに生きていることを楽しめばいいということです」

「余計なことを考えないで、今日一日生きていることを喜び感謝する」
「心を渋滞させないで、愉快に働くことです」
「平安時代は、朝、みんな『南無妙法蓮華経』・・・夕方は『南無阿弥陀仏』」

「目的なしの、のんびりした時間、ボケーっとした時間を持つこと」
「怒りは強欲から出ます」
「無常、ということにあまりこだわると、人間というのは、生きる意欲なくしたり、仕事に対する情熱をなくしたりすることがある」

「無常であるということ、常住であるということをその時々に使い分け、そして、一日一日をうれしく、楽しく、明るく、 元気に生きようということです」
「幸福とは結局心が安心することでしょう」
「江戸時代は笑いの時代といわれました」