今週の気まぐれ本

 

ブック名

ぶれない生き方

著者

中野孝次

発行元

海竜社

価格

1429円(図書)+税

チャプタ


@心に響く本物の生き方
A人は齢をとるにつれ自分自身になっていく
B生きて今あるという喜び
C老年は調和と成熟の時代
  

キーワード

自分を発見、自分自身、因子の組み合わせ、今ココ、義理を欠く、読む得、欠かせぬ物、一事に励む、数寄の道、目に見えない精神

 

本の帯(またはカバー裏など)

高雅の士の遺芳が読むたびにいい気持にしてくれる

かってに感想(気になるフレーズ)


「清貧の思想」を読んだことがある。
その他にもいろいろと読んだ。
どの本も私に生きるヒントを与えてくれた。

「何かに惹かれるというのはそれらの中に自分を発見しに行くということだ」
「人は齢をとるにつれ自分自身になってゆく」
「自分というものはそれらを読んで影響を受けた無数の著者たちの思想の因子の組み合わせによって成立っているとしか考えられない」

「自己に忠実に生きるとは今ココを生きることであって、そこで全力をつくして生きる以外に生きる場はないと教えられ・・・」
「わが人生は終わりに近づいた、もう世間への義理は欠くことにしよう」
「書物はどれもそうだが、読むことによって元気づけられるとか、楽しくなる、はげまされる、教えられる、導かれるとか、 なにかそういう得をするのでなければ・・・読む気にはなれない」

「智慧のあるほどの人は・・・生きてゆく上で欠かせぬ物しか持たないのだ」
「一生のうちで自分はいったい何がしたいのだ、とよくよく考えて、自分にとってはこれが第一のことだというものを思い定めたら、 他のことはすべて捨てて、その一事に励みつづける者は必ずそのことを成しとげるものだ」
「何も念仏を唱え、西方浄土を願うばかりが解脱の道とはかぎるまい」

「音楽であれ何であれ、数寄の道に夢中になれば、自ら心も清らかに極楽に遊んで、出離の手だてになるだろう」
「若くても頑健でも死はいつ来るかしれない」
「目に見えない精神において成熟しているのが老年の美である」