今週の気まぐれ本

 

ブック名

仏教の釈迦・キリスト教のイエスその1

著者

ひろさちや

発行元

春秋社

価格

1600円(図書)+税

チャプタ


@その生誕
A大いなる放棄
B宗教者か政治家か
C使命を自覚する
Dこの世との関係
E何が奇蹟か・・・?
Fその孤独なる死
 

キーワード

大工、皇子、天女を抱ける、世捨人、命令型宗教、救われている者、イエスは独身、禁欲生活

 

本の帯(またはカバー裏など)

釈迦とイエス人類の歴史において、この二人ほど傑出した人物はほかにいません

かってに感想(気になるフレーズ)


二大宗教を比較するという大胆な試み。
隠れ仏教者には、興味を抱かせるテーマである。
40歳前に亡くなったキリスト、80歳で亡くなった釈迦。

「イエスは長男であり、父のヨセフが早く死んだもので、イエスが大工をの職を引き継ぎ、 母や弟妹たちを養っていたらしいことが分かっています」
「釈迦は29歳で出家しました」
「出家をし修行をした者は、来世は天界に生まれて天女を抱けるのです」

「出家者は家を捨て、地位を捨てます。そうして世捨人になるのが出家です」
「『命令型宗教』というのは、神が神の権威によって人間に命令を下し、人間はその命令を忠実に履行すればよい」
「救われている者が放棄できる」

「イエスが宣教活動を始めたとき、彼が一人でいたことは明らかです」
「イエスが、三十歳のころに家を飛び出して宗教生活に入りました」
「現世的なものをいっさい放棄し、人間の自分勝手な都合を考えず、ひたすら禁欲生活をおくる。それが『神の国』にふさわしい 生き方なんです」