今週の気まぐれ本

 

ブック名

小林一茶なぞ・ふしぎ旅その2

著者

山本鉱太郎

発行元

崙出版

価格

2500円(図書)+税

チャプタ


@ふるさと
A江戸と北総往来
B帰郷
C一茶余題 

キーワード

自然動物園、農家の長男、僧侶の姿、俳諧の宗匠、蕉風との融合、こまめにメモ、なんでも見てやろう、健脚、小動物

 

本の帯(またはカバー裏など)

日本には江戸の昔から俳句を作る人は多いが、さてその人たちの代表作はと問われると・・・

かってに感想(気になるフレーズ)


ユーモアある俳諧といえばこの人だろう。
過去「宗左近」著の一茶の本を読んだことがある。
すっかり忘れていたが、人生行路は読み進めると、鮮明に思い出したのだ。

「一茶は髪を剃り、僧侶の姿をして江戸から旅に出た」
「六年ぶりに江戸に帰ってきた一茶は、立砂や双樹が期待していた通り、まさに俳諧の宗匠としての風格をそなえ・・・」
「蕉風(芭蕉)と一茶風をどう両立させ融合させていくか、それが生涯の課題でもあった」

「一茶の句帖の面白さは、俳諧もさることながら、そこに記されたさまざまな情報で、まるで新聞記者のように実にこまめにメモされている」
「一茶は健脚であり、なんでも見てやろう精神の権化であった」
「50歳で江戸を去る」

「一茶は菊と結婚。一茶52歳で菊は28歳」
「一茶の句には小動物をうたったものが多い」
「猫や蛙や蛍、蝶、雲雀、キリギリス、は特に多く、蛙の句だけで2百十七句」

「鷹や蚊、馬、蝸牛、蜻蛉、鶯、牛、蝉、犬、雉、猿、イナゴ、千鳥、田螺、狐、蚤、こうもり、ツバメ、鷺など」