今週の気まぐれ本

 

ブック名

芸術学事始め(2)

著者

小林道憲

発行元

中公叢書

価格

1890円(図書)

チャプタ


@芸術は祝祭から
A芸術は生命の表現
B芸術制作の現場から
C参加する芸術
D現代芸術の行方

  

キーワード

素材、制限、造化、宇宙の創造力、出会い、自己認識、背景、生起する事件

 

本の帯(またはカバー裏)

宇宙を招くもの
単なる自然の模倣ではない

かってに感想(気になるフレーズ)


芸術とは何か?
造形者だけではなく観賞者よって作られていくのだ。
人に見られてなんぼなのである。

「素材に制限されてこそ、造形芸術は成り立つ」
「人間の意図や能力を越えた造化の妙に身を任せた方が、より創造的なものが出来る」
「芸術家は宇宙の創造力に駆り立てられるように創作しているのである」

「見る者と見られる物の出会い、感じる者と感じられる物の一致点に、芸術の創造性はある」
「芸術は、身体行為を通しての自己認識である」
「造形芸術は、・・・その背景に風土的な蓄積をもっている」

「芸術制作は出会いである」
「素材との出会い、題材との出会い、自然との出会い」
「人生や歴史との出会い、そこから生起する事件が芸術である」