今週の気まぐれ本

 

ブック名

老人力2

著者

赤瀬川原平

発行元

大活字文庫

価格

2940円(図書)

チャプタ



@中古カメラと趣味の労働
A朝の新聞を見て考えた
B眠る力を探る
C東京ドームの空席
D老人力は物体に作用する
Eタクシーに忘れたライカ
F年に一度の健康診断
G宵越しの情報はもたない

    

キーワード

眠る苦労、眠る能力、努力、テキトー、自分がない、味わいを生む、ボケ味

 

本の帯(またはカバー裏)

楽しいな、老人は。
還暦になったくらいで老人ぶるな、・・・

かってに感想(気になるフレーズ)


パート2を同様に眼に優しい大活字文庫で読む。
まだまだ老人力はある。
でも、忙中に老人力は、どうも向いていないようである。

「生まれてこの方、眠る苦労を知らないという人は、しあわせである」
「老人力とは眠る能力である」
「眠らない努力なら出来る」

「眠る努力は不可能だ」
「テキトーであることがぼくらを眠らしてくれて、物忘れを実現してくれる」
「おしなべて、自分なんてちゃんとない人が世の中には多い」

「老人力は味わいを生む力だということ」
「古いが故の快さ、人間でいうとボケ味」
「ダメだけど、ダメな味わいというのが出るところ」