今週の気まぐれ本

 

ブック名

「芸術力」の磨き方

著者

林望

発行元

講談社

価格

735円(図書)

チャプタ


@すばらしき「芸術欲」の萌芽
Aなっていない日本の芸術教育
B芸術を考え、そして遊べ
C受け手が芸術を育てる
D鑑賞力をいかに鍛えるか
E自己改革としての芸術
F表現力を高めるための心得   

キーワード

遊び、聴いた人、コミュニケーションツール、観察する、出会い、フリーハンド、芸術の手段

 

本の帯(またはカバー裏)

鑑賞、
そして自己表現へ

かってに感想(気になるフレーズ)


ゆとりがないと「芸術」なんて楽しむことはできない。
では、その鑑賞力をどうやって養うのか。養えばいいのか。
そのノウハウが書かれているようだ。

「芸術という遊びは豊かな人生を送るためになくてはならないものだ」
「聴いた人が、『ああ楽しかったな、聴いてよかったな』と思ってくれて初めて、その歌には芸術としての価値がある」
「本来芸術が持っていた、社会のコミュニケーション・ツールとしての役割・・・」

「感性は、ふだんから周囲の物事を具体的に観察することでしか鍛えられません」
「芸術家が作品を創造するとき、そのアイディアは本人の内面から泉のごとく無限に湧き出てくるわけではありません」
「芸術は観察から始まるといっていいと思います」

「日常のルーティンワークから抜け出て、未知の何かと出会い、観察し新たな自分自身を発見する」
「何に出会うかわからない、どんな刺激を受けるかわからないようなフリーハンドの時間を持つことが、 芸術的な遊びの第一歩になるだろうと思います」
「技術の習得というのは、芸術の手段であって目的ではないということです」