今週の気まぐれ本

 

ブック名

臨終力

著者

林望

発行元

講談社

価格

899円(図書)

チャプタ


@人生を直視し、応戦する
A心に北極星を持って生きる
B世間への恩返しを考える
C最期の瞬間まで健康に生きる
D六十歳を過ぎたら、「貯蓄」よりも「減蓄」
E自分の終末をイメージしておく
    

キーワード

慌てず騒がず、心に蘇る、山を降りる、鉱石を掘り出す・磨く、別々の世界、相手の立場、人との関わり、自分のため、QOL、思い立った瞬間

 

本の帯(またはカバー裏)

いきていることのいみを
だれもほんとうにはしらない

かってに感想(気になるフレーズ)


「生老病死」老いを意識の外に置こうとする時代になった。
アンチエイジング・・・妙な言葉である。
老いの先にある、「病」や「死」なんてさらにその外側に置いているようだ。
でも、私は父よりも長く生きている、死はいつやってきてもおかしくはない。

「私の理想の死に方は、最後まで理性を保ち、死を従容として受け入れて、慌てず騒がず黄泉路につくというものです」
「死んだ途端に、家族や親友の心に蘇ることができれば、それで本望じゃないかなあ」
「大事なのは人生の山を降りるという覚悟をすることなのです」

「本格的に自分の鉱石を掘り出して磨くことを心がけてみたらいいのではないかと思います」
「お互いのプライバシーを尊重し、別々の世界を持つことが、夫婦円満の秘訣なのです」
「自分が、自分が、ではなくて、常に相手の立場を思いながら自分の行動を考える」

「人間は、人との関わりにおいてのみ幸福を感じる」
「社会貢献とは、世のため人のためにするものではなく、自分のためにするものである」
「健康に留意し、」クオリティ・オブ・ライフを落とさないように老いることがなによりも大事です」
「思い立った瞬間に、ただちに実行する、それが唯一の有効な方法だと・・・」