今週の気まぐれ本

 

ブック名

新老人の思想

著者

五木寛之

発行元

幻冬舎新書

価格

819円(図書)

チャプタ



@「高齢者」ではない、「老人階級」である
A新老人の時代きた
B新老人五つのタイプ
Cこれからの人間力
D元気で長生きの理想と現実
E不易と流行のさじ加減
F豊かさについて考える
G理想の「逝き方」をめざして

    

キーワード

自然の摂理、第三の人生、高齢者の不安、自立、八つの病気、不満とエネルギー

 

本の帯(またはカバー裏)

日本は今、とんでもない超・老人大国に
突入しようとしている

かってに感想(気になるフレーズ)


人生100年時代と言われている。
70歳で長生きと言われた過去は過ぎ去った。
老いると誰しも「不安」をもつ。
だからこそ先人が道標や思想を提供をすべきだと思う。

「正直にいって、老いは自然の摂理である。どんなに強がっても、それに逆らうことはできない」
「古希とは第三の人生の前半の出発点であるにすぎない。第三の思想、第三の哲学といったものは、 はたしてどこに見出すことができるのだろうか」
「今の高齢者への不安は、結局は少数の若い世代が、多数の高齢者層を支えるという意識から生まれている」

「ゴクツブシのように思われながらなんとか暮らしていくよりも、少々つらくても自立して生きるほうがいい」
「八十歳になったら、八つの病気を持っていると覚悟すべきだといわれる」
「不満と反抗のエネルギーが新老人層にふくれあがっていることだけはたしかだ」

「『養生』も『健康法』も百点満点の体調をめざすものではないだろう」
「日記をつけていたころは、さまざま決意を文章にして誓っている。しかし、その年頭の決心が一年ずっと持続したためしがない」