今週の気まぐれ本

 

ブック名

仕事や人や未来について考えるときにアーティストが語ること

著者

野崎武夫

発行元

フィルムアート社

価格

1995円(図書)

チャプタ



@会田誠(美術家)ほか

    

キーワード

一歩外、不安定な世界、自分のことを説明、自由を実現、多くの人に見てもらう、コミュニケーション、見つけ出す、快感、面白そうなこと、余裕

 

本の帯(またはカバー裏)

あなたはなぜ
つくるのですか?

かってに感想(気になるフレーズ)


私も、ものづくりをしている。
しながら、ふと何のために作り続けているのだろう、と思うことがよくある。
でも、そう思いながら、そのことは棚に上げて、まだ作り続けている。

そんな自分に、作り続けていけるヒントがあればと、いつも思う。
いろんな本を読んでいるが、いいフレーズはなかなか見つからない。
でも、ずっと探していたいのだ。
「『これまでの自分』からその外側に向かって一歩外へ踏み出すという行為は、思いのほか難しい
「あらかじめ約束されているような人生を選ばずに、移り気で不安定なこの世界を、ひとりで歩いていこうと決意する勇気を もった人たちである」
「いつも自分で自分のことを説明する必要にさらされている」

「自分で自分のことを説明しつづけるような人生に不安はないのか。いやだらこそ、責任のともなった自由を実現する醍醐味 があるのではないか」
「なぜつくるのですか」
「なぜその道を進むのですか」

「その先には何が見えますか」
「よりたくさん『つくること』を欲しているし、より多くの人に見てもらって多角的な反応を得たいからです」
「肯定的でも否定的でも、それは社会とのコミュニケーション」

「自分が何かをつくりだすという感覚よりは、すでに目の前にある世界から何かを見つけたいという感覚に近い」
「面白そうなことを思いつくからです」
「面白くなりそうだなとあることを思いついて、それを作品にし、そしてそれを誰かに見せたときに、面白いと 感じてくれたときの快感が作品制作を続けさせている原動力になっている」
「芸術というものは生きるために必要不可欠なものではなく、自分に余裕がないとつくれないし観ることもできない」