今週の気まぐれ本

 

ブック名

キュレーターになる

著者

住友文彦ほか

発行元

フィルムアート社

価格

1785円(図書)

チャプタ


はじめに:いまキュレーターに求められているもの
@キュレーターの仕事とは?
Aもう少し知りたい実際の仕事
Bキュレーターの考え方
Cヒリヒリ伝わってくるような見せ方とは?
D今、注目のスタイル16
Eキュレーターへの14の質問

    

キーワード

フリーランス、ものの見方、選択、客観視する感性、変化する社会、評価基準、好み

 

本の帯(またはカバー裏)

アートを世に出す
表現者

かってに感想(気になるフレーズ)


有名な作家より、名も知れない作家の方がけた違いに多い。
その名も知れない作家の作品は、星のごとく存在する。
その作品群は、この「キュレーター」という人たちのお世話になることは、まずないと思われる。

「『学芸員』と『キュレーター』というふたつの呼び名は、前者が所蔵作品を持つような美術館で勤務する人を 指すことが多いのに対して、後者はフリーランスを含めた幅広い使われ方をするといった大まかな違いがあります」
「自分のものの見方を持つことはキュレーターにとって不可欠です」
「選択を行う仕事である以上、自分の視点を明らかにして、なおかつ何がそこで排除されているかを客観視する 感性が必要とされます」

「キュレーターにとって、変化し続ける同時代の社会と積極的に関わっていくことはとても重要です」
「自分自身の評価基準を持つ・・・できあがった『かたち』で作品を評価するという基準を持つ人・・・ ワークショップの考え方・・・参加者が喜びを得られる場をつくりだせたかどうかで、作品を評価する基準を持つ人」
「キュレーターは、自分の好みがどれだけのリアリティを持ち、どれほどのアクチュアリティを備えているかについて、 不断に検証しなければならないのです」

「キュレーターはアートを評価づけるその一点において、ほかとは異なるのです」
「ギャラリスト・・・私財をなげうち、リスクを背負ってアーティストをサポートする彼らに、キュレーターは適いません」
「作品を見る、企画を考える、立案から展示、美術館の内と外の企画」