今週の気まぐれ本

 

ブック名

FABに何が可能か

編著者

田中浩也、門田和雄ほか

発行元

フィルムアート社

価格

2310円(図書)

チャプタ


①FABが地域をつなぐ
②FABで国境を越える
③FABが循環を変える
④FABが職業を変える
⑤FABが経済を変える
⑥FABが産業を変える
⑦FABが教育を変える
⑧FABが芸術を変える
    

キーワード

工学的システム、テクノロジー利用者、メーカー、集客、ブランディング、つなげる力、発想と発明、個人によるものづくり、文化を広げる、分散適量生産、生活者、不特定多数の少額支援、見返り

 

本の帯(またはカバー裏)

「つくりながら生きる」
21世紀の野生の思考

かってに感想(気になるフレーズ)


いつだったか「FAB」の話が、ラジオで取り上げられていたことがある。
陶芸を始めて10年が過ぎ、自分の造形をもう少し違った形で残せないものかと思っていた。
そんな時、3Dプリンタを知り、「ファブラボ」にもこのプリンタがあることを知った。

現在は大量生産で低価格で商品が提供されている。
21世紀は、自分が作りたいときに、企画し、機械を自分で操作して作る。
かつて柳宗悦が提唱した民芸運動のような時代になるのかもしれない。

「パーソナルファブリケーションとは、三次元の立体をつくり出すことだけではなく、ロジック、センサー、 作動部、表示など、機能する完全な工学的システムをつくるのに必要なすべての要素を統合することである」
「目的は、テクノロジーを創造する力をテクノロジーの利用者の手に取り戻すことにほかならない」
「すべての人はMakerである」(デール・ダハティ)「MAKERS-21世紀の産業革命が始まる」(クリス・アンダーソン)

「LEARN(ほどく)MAKE(つくる)SHARE(つなげる)」
「iichi:ウェブサイト、このサイトは、つくり手が作品を投稿し、サイトを見た人が購入できるウェブ上のマーケットプレイスだ」
 「集客やブランディングという面ではまだまだたくさんのクリエーターが苦労している」

「人が集い、工作機械の使い方、加工スキル、アイデアを共有するものづくりのあり方には、人や地域をつなげる力がある」
「ファブラボはグローバルな知とローカルな資源をつなぎ合わせるための、発想と発明の場所なのだと思う」

「パーソナルファブリケーションは、個人によるものづくりであり、工業の個人化のムーブメントである。そして、ファブラボはその文化を広げるための ネットワークである」
「FABにより、これまでの大量生産、多品種変量生産、一品生産などに加えて、個人による分散適量生産が選択肢として加わる ということになる」
「オンラインクラフトマーケットでは、生活者が自ら制作したものが販売されているのが特徴である」

「クラウドファンディングとは、群衆をを意味するクラウドと資金提供を意味するファンディングからなる造語で、ものづくり などのプロジェクトに対して不特定多数の人が少額の支援を行なうことができるプラットフォームのことです。アメリカではすでに 1千億円を超える市場にまで成長している」
「クラウドファンディングの仕組みは、まずプロジェクトの企画者が企画を説明するビデオや文章をサイトに登録するところから始まります。 同時にユーザーの出資金額に応じた見返りの設定を行います」