今週の気まぐれ本

 

ブック名

円空と木食

著者

NHK「美の壺」制作班

発行元

NHK出版

価格

???円(図書)+税

チャプタ


@円空仏は生成りを味わえ
A木喰仏は笑顔を堪能せよ
Bぼろぼろ、つるつるこそありがたい
  

キーワード

造仏聖、ゆがみ、反り、木の癖、無駄をしない、作り込む、笑顔、おおらか、まるく、繊細

 

本の帯(またはカバー裏)

本日は、当「美術鑑賞ツアー」にようこそ

かってに感想(気になるフレーズ)


大好きな仏像をたくさん彫った仏師たち
あまりにも沢山の作品を庶民の間に残していった。
朽ち果てることなく、受け継がれた仏像たち。

「円空:『造仏聖』として活躍しはじめたのは、32歳くらいのときといわれている」
「木喰:最初期の仏像は、蝦夷地で制作したもの。このとき62歳」
「木喰:91歳まで仏像を彫っていたことはわかっている」

「木が持つゆがみや反りを生かし、独特の仏像を彫った円空」
「『生成り』とは、一本一本の木が持つ癖のことだ、それを生かしながら彫ったところに円空仏のよさがある」
「円空:根のうねり、つまり自然の木肌を僧の衣のしわに見立てているのが心にくい」

「円空は、木を無駄にしないように工夫を凝らしている」
「木喰仏は、荒削りな印象を持つ円空仏「とは対照的で、より作り込んでいる印象を与える作風」
「木喰は笑顔を愛し、笑顔を彫り続けた」

「木喰が笑顔の仏を彫るようになったのは、じつは80歳を超えてからだった」
「木喰:おおらかな造形、繊細な彫り」
「みな人のこころをまるくまん丸にどこもかしこもまるくまん丸」