今週の気まぐれ本

 

ブック名

年をとるのが楽しくなる本

著者

森毅

発行元

ベスト新書

価格

819円(図書)

チャプタ


@あれもこれもありなら変化は恐くない
 A安定志向などはさらりと捨てて、中高年よ野に出でよ
 B森流「一匹こひつじ」のススメ
C人生の極意は肩の力を抜いて末広がり
Dすみっこに固まるよりも交わりあおう
Eのんびり、ゆったり、心地よく
Fボケも死も見つめず
Gぼくはかくして自由人を謳歌している
 

キーワード

自由人、山型、谷型、気楽に、筋書き、道一筋、家にいる、年をとっても

 

本の帯(またはカバー裏)

現役のころ、定年になった先輩たちを観察していて、
ふた通りあるのに気づいた

かってに感想(気になるフレーズ)


 もうすでに現役ではないが、確かに冒頭のフレーズに覚えがある。
定年後は、「晴耕雨読」と言って沢山の先輩たちが職場を去っていった。
その言葉通りに、実践している先輩たちは、ごく少数ではなかろうか。

「社会的役割から解放され、自由になる。いあわば社会人から自由人への旅立ち。これが老人の自立だ」
「人間に生き方には山型と谷型がある」
「年齢があがればあがるほど、なんでも気楽に取り組めるはず」

「ちょっくら覗いてみようかで、世界を末広がりにしていけばよい」
「自分の物語は、生きていくうちにつくられていくものだ。あらかじめ筋書きを用意して、歩んでいくなんて」
 「ある意味では、この道一筋で枠を広げられる人は、とびっきり器用な人間なんやから」
「ぼくは老人こそ、何でもできて得する立場だと思ってる」
「長生きしたんだから、元気ぐらいなくても勘弁してよ」
 「休日に家にいるのが、なにか時間の無駄のように感じたり、不健全と思う人がいるとしたら、それこそ不健全だ」
「『年をとっても、なんか知らんけどええなあ』と若い人たちに感じさせる老人になりたい」