今週の気まぐれ本

 

ブック名

すこやかに老いる

著者

塩田丸男

発行元

日本放送出版協会

価格

800円(図書)

チャプタ


主なもの
 @人生は後半戦が大事
 A両親と神様に感謝
 B愛される老人
 C旅に学ぶ
D最後の話

キーワード

一身二生、新しい人生、九回裏、老人の悪弊、転ぶな、旅、散りぎわ、極楽浄土なんか

 

本の帯(またはカバー裏)

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かってに感想(気になるフレーズ)


  「すこやかに老いる」いいフレーズである。
 年を重ね、還暦を過ぎ、高齢者の仲間入り。
 思うことは、寝たきりよりはなんだかんだでも動いていることのように思う。

「『一身二生』というのは福沢諭吉が自分の一生を振り返って言った言葉です」
「会社を退職する皆さんを待っているのは『第二の人生』なんかじゃない。『新しい人生』と言うべきものです」
「勝負は『九回裏』なのです。九回裏に大失敗すれば、八回までの努力も業績も水の泡です」

「『転ぶな、風邪引くな、義理をかけ』(岸信介)」
「『説教したがる』『教えたがる』『物知りぶりたがる』これらも若い人が大迷惑する老人の悪弊です」
「すこやかに老いていることを自分でも納得し、他人にも理解してもらうには旅がいちばんいい、と思います」

 「散りぎわの美しさを愛する日本人でも、実際には、たいがい往生際は悪いものです」
「どうして人はみな往生際が悪いのか。それは往生したくないからです。極楽浄土なんか行きたくないのがホンネなのです」