以前、「武士道」「修養」を買って読んだことがある。
残念ながら、内容については、ほとんど思い出せないのだ。
今回の伝記本の表紙には、眼鏡と立派な髭の写真がカバーに載っている。
5千円札の肖像画になってから、その名が広く現代社会に知られるようになった。
福沢諭吉と同様に二言で言えば「知」「実学」の人ということだろうか。
「個人主義に対しても、自己の内面的世界に関心を寄せることは大切だが、同時に広く社会に出て積極的に
関わっていくことの重要性を指摘した」
「これからの日本を背負って立つ青年には、単に知識体に相当するバイタリティ、メンタリティ、モラリティ
だけでなく、ソシアリティが必要でであることを強調した」
「自分の内面を見つめて修養に努めるだけでなく、教師や友人との交際を盛んにし、
外の社会に対しても積極的に関わっていけるような、バランス感覚のある人間になることであった」
「急ぐなかれ、たゆむなかれ」
「快活なるべきは各人の義務にして、またその権利なり」
「人生はアクションだ」
「修養とは身を修め、心を養うことで、心身の健全な発達を図ることをねらいとしていた」
「志をどのように立てるか、どのようにして職業を選択するか、決心を継続する方法、勇気の養い方、
克己心の養い方」
「読書の方法、人生の逆境や順境にどのように対処すべきか、・・・実例をあげてわかりやすく、
ユーモアを交えて、人生の生き方を説いたのである」
|