今週の気まぐれ本

 

ブック名

新渡戸稲造
我、太平洋の橋とならん

著者

草原克豪

発行元

藤原書店

価格

4410円(図書)

チャプタ


 @刀を捨てたサムライ
A開拓者精神
B辺境からの挑戦
C人格主義の教育者
 D文明伝播としての植民思想家
 E国際理解と平和の伝道者
Fインターナショナル・ナショナリスト
G残照  

キーワード

社会、社交性、修養、バランス感覚、快活、アクション、ユーモア、心身の健全

 

本の帯(またはカバー裏)


良き国際主義者は、良きナショナリストでなければならず、
またその逆でもなければならない。

かってに感想(気になるフレーズ)


  以前、「武士道」「修養」を買って読んだことがある。
残念ながら、内容については、ほとんど思い出せないのだ。

今回の伝記本の表紙には、眼鏡と立派な髭の写真がカバーに載っている。
5千円札の肖像画になってから、その名が広く現代社会に知られるようになった。
  福沢諭吉と同様に二言で言えば「知」「実学」の人ということだろうか。

「個人主義に対しても、自己の内面的世界に関心を寄せることは大切だが、同時に広く社会に出て積極的に 関わっていくことの重要性を指摘した」
「これからの日本を背負って立つ青年には、単に知識体に相当するバイタリティ、メンタリティ、モラリティ だけでなく、ソシアリティが必要でであることを強調した」
「自分の内面を見つめて修養に努めるだけでなく、教師や友人との交際を盛んにし、 外の社会に対しても積極的に関わっていけるような、バランス感覚のある人間になることであった」

「急ぐなかれ、たゆむなかれ」
「快活なるべきは各人の義務にして、またその権利なり」
「人生はアクションだ」

「修養とは身を修め、心を養うことで、心身の健全な発達を図ることをねらいとしていた」
「志をどのように立てるか、どのようにして職業を選択するか、決心を継続する方法、勇気の養い方、 克己心の養い方」
「読書の方法、人生の逆境や順境にどのように対処すべきか、・・・実例をあげてわかりやすく、 ユーモアを交えて、人生の生き方を説いたのである」