その2でもまずは、気になる小見出しを書き出してみた。
「カフェという場のもつ力」「仲間との出会いと切磋琢磨」「カフェでの議論の有効性」「予期せぬ出会いと『偶発力』」
「ノイズからヒント」「創造行為とインスピレーション」「カフェで育むインスピレーション」「自分自身の表現方法」
「カフェが助ける創造行為の現実化」「作品を世に出すときの支援」
「カフェの場の魅力としては、居場所や議論できる環境の他にも、予期せぬ出会いが挙げられる」
「生の人間同士の会話はノイズであっても最終的に得るものがあるが、録音された音を流すというのは経営者側の
自己満足でしかないように思われる」
「創造行為にはインスピレーションとそれを形にする高度な技術の二つが必要なのである」
「人間はかくあろうと意図したものになるのではない。かくあろうと投企したものになるのだ」
「インスピレーションとは、表現の源となるものであり、・・・『より高い意志から求められたもの』の事である」
「創造とは意識と無意識のあいだの不断の格闘」
「絵描きはみんな自然からモチーフを得るというが、ぼくの霊感は他人がかきたててくれるようなものさ」
「誰も無から創造することはできないのだから、必ず、古典に返ったり、東洋にヒントをうけたり、何かこう出発の
ヒントを見つける。芸術においては、この盗み方が創造的才能というものだ」
「作品を形にしていけるかといえば、インスピレーションの場合とはまた大いに違い、忍耐力や継続力が重要なものになってくる」
「描いた絵が皆揃って良いという画家は望む事は不可能である以上多数描く事が結果、吾等の義務であり、出来るだけ沢山描かなければやはり駄目である」
「意外に思われるかもしれないが、実際に世界に名を残した『天才』達の多くは規則正しく生活をし、確実に作品を制作していこうと
取り組んでいた」
「カフェという場はある共通点を持った人達と、彼らを受け入れる素晴らしい空間とがうまく相互作用した時に、計り知れない力を
持ちうる場となるのである」
「『カフェの要素』@商売人としての長期の視点を持ち、大金を払わず長居する客も受け入れる主人
A毎日通い続けられる程度の値段と味であることB営業時間が長く、客が行きたい時にいつでも行けること
Cギャルソン(ウェイターのこと)や主人等、空間を維持する者が客の存在を快く承認することD主人を介しての常連客との会話
E客達にとって快適な空間が保証されていることFテラスやカウンター、静かな二階席、常連用の奥の空間のように、
用途によって空間を使い分けられることGそのカフェを選んだアトラクターの存在」
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