今週の気まぐれ本

 

ブック名

老年のぜいたく・日本の笑い・ヘタウマ文化論

著者

三浦朱門・コロナブックス編・山藤章二

発行元

省略

価格

省略 (図書)

チャプタ


 省略

キーワード

アソビ、のんびりと、気の合うもの、許容範囲、擬人化された動物、見立て、画題のユニークさ、心眼、ヒョンな所、ヘタに描くこと

 

本の帯(またはカバー裏)


省略

気になるワード
・フレーズ


省略

かってに感想


今回は、気になるフレーズが少ないので三冊をまとめた。
いつもなら、何も書かずに図書館にすぐ返納となる。
 それでは惜しいと少しでも気になるフレーズがあれば書置き、まとめることにしたのだ。

「夫婦が精神的に豊かな晩年を迎えるには、それぞれに、長年にわたって培ったアソビを通じての技量、人格、 交友関係が重要なものとなってくる」
「第一の人生のツトメの重荷を背負うという悪臭から解放されて、のんびりと坂を降りてもよい」
「経済的な必要性を度外視して、アソビ半分で生きる、それが第二の人生である」

「第二の人生でやることはアソビの精神である。・・・アソビなのに気の合わない者と一緒になるのはバカげている」
「第二の人生は、自分の精神と肉体の許容範囲で生きることである」

「浮世絵などに描かれた擬人化された動物や昆虫、奇妙な妖怪や鬼の姿はいくら見ていても飽きることがありません」
「見立ての楽しさは、一目似ていないと普通思われているものの中に、類似を発見する喜びにある」
「琳派のユーモアの特色は何かといえば画題のユニークさと伝承されてきた装飾性に関係があるように思われる」
「ゴッホも笑った北斎漫画は全15冊」

 「『心眼』こちらは、若いうちは見えなかったり、見過ごしていたものが、年を重ねるとことによって見えてくる、 心の深い所にある網膜にやきついたもの」
「『ウマいやつ』は時間がかかるから滅多に出ないが、『妙なやつ、オモシロいやつ』は ヒョンな所から現れる」
「遊びのかたまりのように見える江戸文化人たちも、晩年になると、何やら仏教色、哲学の匂いを感じさせる」
「ヘタな人間がヘタに描くのはやさしい」
「ウマさを志した人間やウマい技術を身につけた人間が、ヘタに見える絵を描くことは非常にむずかしい」