今週の気まぐれ本

 

ブック名

造形のための眼・表現・技術の基礎編その1

著者

平不二夫

発行元

青娥書房

価格

3150円 (図書)

チャプタ


@基本的な立脚点
A専門家的な視点
B専門家としての常識
C制作上の留意点
D造形作家としての見解

キーワード

テーマ、好きだ・・・糸口、自然な形、在りのまま、具象的な表現、表現とその感覚

 

本の帯(またはカバー裏)


美術・デザイン・建築を、
はじめたい人のために

気になるワード
・フレーズ


省略

かってに感想


「造形」マニュアルそんなものがあったらとずっと思ってきた。
 自分の眼で見たままを作る。
その作り方を、だれにもわかるように、言葉で表現する。
そんなことが本当にできるのだろうか、…そう思っていた。

「造形的な表現について・・・ただひたすら個人個人で何らかのテーマをもち、模索しながら進んでいくとうことが、 基本的な態度として求められている世界なのである」
「『好きだ』と感ずるということは、何らかの前向きな動機と糸口、手がかりをつかんだことにほかならない」
「造形芸術を学ぶ場合、初歩的な段階でこのような省エネルギー的な考え方は通用しない」

「感覚的な表現は、日常いつも居直ったような固い態度ではなく、自然な形で表現をする気持ちから生み出される」
「潜在意識を作品の中から追い出し、対象を在りのまま、率直に見ることできるかどうかが、第一の関門である」
「技法を習得するよりも、自分がどのように見て感じたかのほうが、何よりも重要である」

「具象的な表現が身についてくると、それを簡潔に表現する、強調したい部分をより効果的にデフォルメする、 それを抽象化するなどということで、作品を自在に発展させることができるようになる」
「一般的には、技術的な破綻が少々あっても、フレッシュな表現とその感覚が伝わってくる作品のほうが、 より好ましいことが多い」
「造形作家は、それぞれの時と場において、思うもよらぬ対象に触発されて、意外な方向にイメージを発展させることが しばしばである」