今週の気まぐれ本

 

ブック名

利他

著者

稲盛和夫・瀬戸内寂聴

発行元

小学館

価格

1260円(図書)

チャプタ


 @今こそ、勇気を
 Aなぜいい人ほど不幸になるか
 B「利他」のすすめ
C日本を変えよう、今
D人はなぜ「働く」のか
 E「天寿」と『あの世』の話
 

キーワード

想像力、戒名、お墓、利他、生々流転、執着しない、差別、気力、自分でする、利己的

 

本の帯(またはカバー裏)

人は人のために
生きる

かってに感想(気になるフレーズ)


得度したお二人の対話を読む機会を得た。
人生の先輩だが、まだ現役である。
特に稲盛さんにおいては、日航の再建を引き受け、見事に黒字転換をさせた。

「思いやりというのは結局、『想像力』なんです」
「お墓や戒名などは、死者を忘れることなく、上手に偲ぶための智慧なのかもしれませんね」
「何もかもが変わるということを『生々流転』と言いますね」

「人を助けたり人を思いやったりする心、一言でいえば『利他』」
「『他人に善いことしたら、自分にも善いことが返ってくる』なんて思うのは、もうすでに、 善い報いを期待している」
 「心が自由というのは、何にも執着しないということ」
「人間の持っている悪の中で最たるものは『差別』だと思っている」

「あらゆる差別は『利己』的な動機、つまり自分のほうが上だという意識から生まれてくる」
 「結局、最後は気力ですよねそういう気力が湧いてくるかどうかが大事なんでしょうね」
「日本の年寄りは、ちょっと長生きしすぎるような気がしますね。せめて、自分で自分のことができる年寄りでいたいですね」