今週の気まぐれ本

 

ブック名

夫婦口論

著者

三浦朱門・曽野綾子

発行元

育鵬社

価格

1470円 (図書)

チャプタ


@流されない生き方
A成熟した大人になるために
B自立した人生のすすめ など

キーワード

家事、道楽、知恵、芸術と存在、主張ばかり、畏怖と謙虚さ、有り難み

 

本の帯(またはカバー裏)


戦前と戦後と比べて、何が一番なくなったかと言うと、
勇気かしらね。

気になるワード
・フレーズ


省略

かってに感想


曽野綾子さんの本は相変らず売れているようだ。
ズバズバと本質をつくからかもしれない。
そういえば、先日も某番組でしっかりした口調で話をしていた。

「男は職場で仕事さえして金さえかせいでいればいいなんて思い上がりはさっさと捨てて、 家事もやってみることです」
「人生ってね、何でも『しなきゃならない』と思うと辛くなるんですね。 『やってみよう』と思えば、どんなことも道楽になる」
「年をとってもなお、できるだけ自立するためには、知恵を働かせて残された 機能を使い続けるよりしょうがないのよ」

「芸術というのは、小説や絵画とかそういうものを創ることだけをいうのではなくて、 あらゆる存在を意味あるものにすることなんだと思いますけどねえ」
「感謝せずに主張ばかりする人が増えて、ブレーキの利かない自由、 機械的な平等、そして世間趨勢に無原則に従う国民が大半になると、 その人たちは個性を失って、社会にも人類にも無用な存在になるでしょう」
「僕なんか、『この現世がすべてであって、前世も来世もない』と と言われたら、気が弱いから生きる勇気を失ってしまう」

「生活の隅々で、仏でも神でも、要するに絶対者に対する畏怖とか謙虚さが あればいいわけです」
「豊かさに慣れてくると、人間というのは手にしたものの有り難みを 感じられなくなるんですね」