今週の気まぐれ本

 

ブック名

老いの美徳

著者

松永伍一

発行元

大和書房

価格

1680円 (図書)

チャプタ


@「身の丈」という美徳
A伴侶の死
B毅然と生きる
C第四日目:水曜日
D第五日目:木曜日
E第六日目:金曜日
F第七日目:土曜日:卒業式

キーワード

老い、遺書、元気なときこそ、最終章、二歩前進一歩後退、持ち時間

 

本の帯(またはカバー裏)


私は一人でがんばり抜いて生きているような生き方より、
・・・風の音を聞いているような生き方を好む

気になるワード
・フレーズ


省略

かってに感想


以前一度読んだことのある作者である。
「遺書を認めておく」ところに、こころが動いた。
もういつでも死が訪れても不思議ではないからだ。

 「戦後は、・・・長生きすることが当たり前になった。そして、老いをどう生きるか  がとわれるようになっている」
「遺言などまだ先の話だ、当分、自分は死なない、と思えるような元気なときにこそ 、自分を見つめて、死んだときのことを考え、それを文字にしておく」
「遺書は自分の最終章のようなものである」

「全体を振り返って、二歩前進一歩後退というのは、バランスがよい」
「自然の空気の中で育っていって、感性が磨かれていく」
「77歳はこの頃ではさほど老人ではないかもしれないが、生かされている生を丁寧に 磨きながら残った持ち時間を埋めていきたいと念じている」