今週の気まぐれ本

 

ブック名

現代アートビジネス

著者

小山登美夫

発行元

アスキー新書

価格

780円 (図書)

チャプタ


 @誰も見たことのないものに価値を見出す
 A村上さんと奈良さん
 Bアートの価値はどう決まる
 Cマーケットを動かすのはコレクター
 D日本をアート大国に

キーワード

ギャラリスト、価値、空間、アーティスト、プレス、売れる値段、生もの、客観的に見る、残していく

 

本の帯(またはカバー裏)


オークション価格の高騰、・・・、新興国の経済発展
すべてがアートを結節点に動き出した

気になるワード
・フレーズ


省略

かってに感想


制作者にとって、一番不可解なのは価格である。
だれがどのように決めているのか?
それを平易に解き明かしてくれる。

「不景気になれば、高額商品は売れません。みんな安い商品を求めるようになります」
「『よい/悪い』『好き/嫌い』と、『売れる/売れない』はまったく別な話なのです」
「なんといってもアートは生ものですから、生産計画やマーケティングがあったからと いって、よい作品、売れる作品が生み出されるわけではないのです」

「人間が考えていることや感じたこと、その総体としての文化的文脈や思想、歴史が、 物質をともなってこの世に誕生する。それがアート作品です」
「まず、自分にとってよい作品をつくることが大前提です」
「自分の描きたいものや表現したい世界を、客観的に見ることが必要です」
「作品を売ることは、アートを『消費すこと』ことではなく、『社会に 残していく』ことだと・・・」
「自分の得意、不得意がわかったとき、自分が進む道というのは自然にしぼりこまれ、開かれていくのです」