今週の気まぐれ本

 

ブック名

やがて消えゆく我が身なら

著者

池田清彦

発行元

角川書店

価格

1365円 (図書)

チャプタ


主なエッセイ
 @人生の流れる時間
 A未来のことをわからない
 B今日一日の楽しみ
 C趣味に生きる
 D人間を変える
 E明るく滅びるということ
 Fぐずぐず生きるほか30のエッセイ

キーワード

ぐずぐず、死、病気、恋、楽しみ、趣味、自然保全、不自由

 

本の帯(またはカバー裏)


愚痴、負け惜しみ、ごまめの歯ぎしり
・・・

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・フレーズ


省略

かってに感想


さんまのテレビに最近の話題論文を提供する評論家である。
無類の昆虫採集好きである。
こきみのいいエッセイが多い。

「病気をコントロールできるとの考えは、結果的に人間を不幸にしたのではないか」
「健康はもちろんあなたを待ってはくれないだろうし、病気でさえ待っていてくれるとは限らないのだ 」
「人はどんな時でも、体の調子など考えずに今一番大事だと思うことをすべきなのである」

「人間は未来がわからないから、あるべき未来を夢見て頑張ることができる」
「老化とは徐々に進行してゆく体の不自由さを後追いで脳が納得してゆくプロセスなのだ」
「戦争が絶えることなく、歴史は繰り返すばかりで、人類はあまり進歩しているようには思われないのは、人間がこういった 構造からなかなか抜き出せないからなのかもしれない」

「ぐずぐず生きることに多くの脳が快さを感じるようになれば、世界も少しは変わるだろう」