今週の気まぐれ本

 

ブック名

中世説話の人間学

著者

小林保治・藤本徳明

発行元

勉誠出版

価格

1995円 (図書)

チャプタ


@心の緩みが招く災い
A空海の演出力
B賢者の一失、愚者の一得
C友人、伴侶の選び方
D菩薩さまのご方便、ほか

キーワード

達人の姿、共感、解放感、生活、持たない者、気長

 

本の帯(またはカバー裏)


エッセイ力は人生力

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・フレーズ


省略

かってに感想


古典には学ぶべきものが多くある。
この本は、団塊世代の人々向けに『古典文学回帰』への手助けを試みている。
そう書く私も団塊の世代、高校時代に古典を学んだが、大嫌いな科目であった。
ここで紹介される古典には、「十訓抄」「今昔物語集」 「『老い』とは悲しいものである。さまざまな人、いろいろなものが自分から離れていく喪失感、 忘れられた存在であるような寂しさ、自分自身に自信が持てなくなる心もとなさ・頼りなさ 、そうした心情に駆り立てられての『焦り』は老人を盲目にする」
「達人の眼はたちどころに未熟者を見分けるが、未熟者の眼には達人の姿は映らない」
「酒を共に楽しめるということは、酒の飲みっぷりにせよ、取り交わす話題、境遇や人柄にせよ、 金銭や時間感覚にせよ、たがいに共感し合えるものを相手の中に見い出せるからであろう」

「モノにとらわれて生きているかのように見える現代人の多くには、 持たない者の飢餓感は」わかっても、彼ら固有の解放感は見えにくい
「『心』は『心』によって作られるものではなく、『生活』を通してしか 作りあげて行くことができないものだという現実」
「日本人は、世界的にも、短気派優位型としての特徴を具えているように思われる」
「現在は、短気的生き方やバブルの矛盾が、いたる所で噴出している時代でもある」