〜〜 (介護者の負担軽減:H10.5.17記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート5>

@本音のグチを聞いてくれる“聞き役”を。
A“キーパーソン”を決めて意思決定を一元化する。
B交代制などできるだけ介護の分担を。
Cヘルパーさんを雇うことに抵抗を持たない。
D“オムツ”をつけてもらうことの罪悪感は不要

介護の現実は厳しい,人間だれしもいやなことは避けたい,たとえ兄弟といえども, 年老いた両親をだれが看るのかというところからまず一悶着がある。
わが家族もかなりもめた。姉には誠に申し訳ないといつも思っている。

私ができるのは姉のグチを毎週聞くぐらいしかない。
この本のこの項をみると、あまりにも現実とかけ離れているような 気がするのは私だけだろうか。




〜〜 (価値の転換:H10.5.23記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート6>

@本人を無理に変えようとせずに自分たちが変わっていく。
A失禁は老人が散らかした“ゴミ”程度に考える。
Bアジア的な「相互依存」の価値観の再評価。

21世紀先進国の多くは高齢化時代を迎える。
その中で加速度的に少子高齢化社会を迎える日本にとって, 年をとったからといってすべて許されない, それぞれが自立しないと生きていけない時代であるともいえる。

筆者が言うように75才をすぎれば老人といえるのだろうが, 考え方を変えない限り,21世紀は高齢者にとって冬の時代と言える。
特に気になるのはきれい好きの日本人, マスメディアがその方向にもっていく時代, 人間の廃棄物をゴミとは考えられない世代が確実に育ってきている。



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