〜〜 (ホームに預けるということ:H10.3.28記)〜〜

朝日新聞記事の「いのち長き時代を」パート1から8まで読んだ中 ,兄弟で話し合った上で特別養護老人ホームへ預ける話があった。
とかく預けてしまえばほったらかしというパターンが多いが, このストーリーはホームヘ預け, 家族が足しげくそのホームを訪問することで母の生き生きした顔を見ることが できている。
「家で看るだけが幸せではない」「家族みんなが会いに行こう」

この共通の意識が家族の中にあれば, だれかが犠牲にならないといけないということもなくなっていくのではないだろうか。
4年以上も介護を続けているエミ姉ちゃんの事を考えれば, このパターンの選択もあるのではないか, 老親の面倒を家族が看ないといけないという、 世間の目は家族の理解により耐えられるものではないか。
近いうちにある家族顔合わせの時に提案してみようかと思っている。




〜〜 (ショートステイパート2:H10.4.4記)〜〜

ショートステイとは,介護者が家庭の事情等で7日以内の期間で特別養護老人ホーム でのステイサービスを受けられるものであるが, エミ姉ちゃんがこんな話をしていた。

7日以上預けたい場合,介護者の診断書等が必要となるが, 某特別養護老人ホームでは診断書がなくても弾力的に預かってくれるというのである。
公平に取り扱うべきサービスに差があるというのには問題があるが, 利用する側からすれば結構なことである。

特別養護老人ホームを利用する場合,審査・手続きが, いまでも相当面倒である。
新制度の介護保険制度になったら手続き等は当然簡素化され, 制度の弾力的な運用がされることを期待したいものである。
特に介護者は、何度も家を離れられないのである。
出向かなくても簡単に手続きできればと思うのだが、 公的機関では、お客さまという感覚は実に薄いのだ。




〜〜 (呆けの特効薬:H10.4.11記)〜〜

メール名:ゆきちゃんからつぎのようなアドバイスメールをいただいた。
今医学の世界で話題になっている成分があります。
ロイコアンソシアニンという成分です。
ボケ防止に良いそうです。

今私の母は、ボケ防止のためにこの成分の入った栄養補助食品を食べています。
なんだか体の調子は良いそうです。
この成分の入った栄養補助食品は、日本で1社しかないとの事。
もし気になる方がいらっしゃれば、メールでも下さい。
お教えします。
(名前: ゆきちゃん、テーマ: 栄養補助食品)




〜〜 (老人と医者のかかわり方:H10.4.18記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート1>

「老人を殺すな!」という本の中では, 老人とは75歳以上をいい, 日本ではその老人を対象にした医療体制が確立されていないと書かれてあった。
また,大学病院には,初めて耳にする老人科があるということを知った。
第5章の老人を医者だけに任せられない。
その中に価値の転換,医者のかかり方,クスリとのつきあい方, 環境づくり,情報の収集,介護者の負担軽減について箇条書きにされていた。
参考になることが多かったので,それを順次掲載していきたいと思う。

まず,医者のかかり方について
@遠くの“名医”より近くの親切な医者
A一般的な評価より“本人にとっての名医”を優先
B疑問点は気後れせずにどんどん聞く
C内科を“入口”とする病院の優先順位を考える。
D精神科の門を叩くことを怖がるな!

年をとればだれしも健康に不安を持つのは当たり前であり, 家の近くに気軽に相談に乗ってくれる医者がいれば本当に安心だと思う。
だが残念ながら,なかなかそうはいかないのが実態だと思う。

また,精神科の門を叩くことについて, ストレスの多い現代社会では、 いつでもだれでも精神的に不安定になるのは年よりに限ったことではないが, 年をとるとさらに不安定要素が多くなることにはかわりはない。

特に日本人は精神科と聞くと一歩退いてしまう。
神戸大震災の時あらためてその必要性を感じたのではないだろうか。
現地では多くの老人が悩んだ末に自殺の道を選んでいる事実もある。




〜〜 (クスリとのつきあい方:H10.4.25記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート2>

@副作用について,医者から何らかの情報を聞き出す
A副作用が出たらかならず医者に報告する
B“切れるクスリ”の優先順位のチェック
C切りやすいクスリ,切りにくいクスリ
D精神科でもらうクスリは“量”に注意
E病院を変えるときは,服用していたクスリを持参する

医者にかかればかならず薬を出される。
出された薬を規則正しく飲むかどうがである。
年をとればだれしもどこかにがたが来ているものである。
特に75歳を超えてしまえば当然のことといえる。

いかにその病気と上手に付き合うかに尽きるのではないだろうか。
薬の管理なども自分でできなくなるのが現実ではなかろうか。
そういった意味からも家族が心がけるべき事項ともいえる。




〜〜 (環境づくり:H10.5.2記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート3>

@老人の“顔”はできるだけ“立てて”やる。
A「できること」「できないこと」の区別をつける。
B田舎から高齢の親を呼び寄せるときは慎重に
C「いずれ引き取る」予定なら早めに引き取ることを考える。

いずれももっともな環境づくりである。
特に年老いた親を引き取るときは,本当に引き取るべきなのか, 家族内で合意の上,熟慮する必要がある。

事実義兄の母も一人になったが, 90才近くなった現在でも猫と一緒に生活しているし, 私の母も自分の生活している場所は変えることなく, 義兄が同一場所に家を新しく建て同居している。
無理やり親を呼び寄せたことにより,本人は日常生活が極端に変わったことで, 呆けてしまったという事例は多くあると聞く。




〜〜 (情報の収集:H10.5.9記)〜〜

<「老人を殺すな!」という本の中からパート4>

@高齢者を抱えている人を身近で捜す。
A病院の待合室の雑談から,耳寄りな情報が飛び出す。
B本人の症状や変化をノートに記録しておく。
C家庭でできる“健康チェック”は積極的に!
D行政サービスは前もって調べておく。

身近に高齢者を探すというがはっきりいって探さなくても石をなげればすぐあたる 時代にもうすぐなる。
この情報収集の前提は本人がやるのではなく家族がするのであろうか、 少子高齢化時代を迎え、たよる家族もない。
自分で自分の終末をどうするかどう迎えるかの時代ではないのか。
根本的に考え方が甘いような気がする。
ただ行政サービス、 自分による健康チェツクは大切なことであることには間違いない。




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